はじめて迎える家族の葬儀
はじめて迎える家族の葬儀
2016.11.12
はじめての家族の葬儀はすべてわからないことばかりですよね。
葬儀をどうしたらいいか・・・という事前相談の方に、一番最初にお伺いするのは、宗旨についてです。静岡中部地区において仏式葬儀を行う方は全体の9割を超えています。
ところが、ご相談の皆様の中には、
△ 菩提寺を変えたい
△ 先祖代々のお墓が寺院にある檀家としての疑問
△ 葬儀のお布施が払えない
△ 仏壇に手を合わせたい、線香をあげたいと思っているけど、
この先お寺づきあいができないから・・・などなど、
様々な理由で、無宗教葬を希望する方がお越しになります。
江戸時代、寺院が戸籍を管理する国の制度(キリスト教弾圧など)により、人々は、特定の寺院に属する仏教の檀信徒になりました。檀家になる事は義務だったのです。信仰が自由である現在も、信仰する事より形だけが、生き残りました。「頂きます」「ありがとう」と静かに手を合わせていても、現代の私たちは、信仰心を育てることができず、信仰心が無いから、無宗教という事になってしまっていないでしょうか?
信仰や宗教は自由。
自由だからこそ、終活のテーマの一つとして葬儀・儀式は最難関の課題です。もしも、ご家族の話し合いの中で、葬儀の希望(無宗教葬・自由葬)があるなら、まず、墓地(埋葬)についてから考えると、答えを出しやすいと思います。
墓地のお話しは、またの機会に・・・